- 一人暮らしや2人暮らしで、大きな5合炊きは持て余す
- 早く炊きたいけれど、ごはんの味は妥協したくない
- ツインバードの炊飯器はモデル数が少ないぶん、逆にどれを選べばいいか迷う
「ツインバード」は1951年に新潟県の燕三条で創業した家電メーカーで、生活道具としての使いやすさを重視する国内メーカーとして支持される炊飯器ブランドです。金属加工の集積地である燕三条の技術を背景にしたものづくりと、必要な機能に絞り込んだ設計に定評があります。
この記事では、ツインバードの特徴や独自機能をわかりやすく解説し、現行の炊飯器を全モデル比較します。使い方別のおすすめモデルも紹介しますので、ツインバードの炊飯器が気になっている人はぜひチェックしてください。
ツインバードとはどんな炊飯器ブランド?特徴と評判を紹介
ツインバードは新潟県燕市に本社を置く日本の家電メーカーで、炊飯器や精米器といったキッチン家電を中心に展開しています。金属加工の産地として知られる燕三条を拠点に、地域の職人と組んだものづくりを70年以上続けてきました。
炊飯器のラインナップは3合IHと1.5合マイコンの少数構成で、大家族向けの大容量機は手がけていません。単身から少人数世帯へ狙いを定め、必要な機能を必要なだけ載せる方針が製品に表れています。
ツインバードのブランドコンセプト
ツインバードは「心にささるものだけを。」をブランドプロミスに掲げ、安心できる品質と長く使える機能、タイムレスなデザインの3点を製品づくりの軸としています。毎年のように型番を更新して機能を盛り込む競争を追わず、完成した製品を長く売り続ける姿勢が炊飯器のラインナップにも表れているのが特徴です。
搭載メニューの数を競う炊飯器が多いなか、ツインバードは機能を絞って操作を単純にしています。毎日使う家電で迷わず操作できることを重視する人にとって、選びやすいブランドです。
ツインバードの歴史と燕三条のものづくり
ツインバードは1951年にメッキ加工業として燕三条で創業し、1984年から家電事業を本格化させました。金属の表面処理で培った技術が原点にあり、炊飯器の内かまのような金属パーツの仕上げに対する感度が高いメーカーです。
米どころ新潟のメーカーが炊飯器を手がけている点も、ツインバードならではの特徴です。ごはんの仕上がりに厳しい土地で開発と評価を重ねた炊飯器という背景は、選ぶ側にとって安心材料になります。
ツインバードの炊飯器ラインナップの特徴と評判
ツインバードの炊飯器は、3合炊きのIHモデルが2種類と、1.5合炊きのマイコンモデルが1種類という構成です。5合炊き以上の大容量機はなく、一人暮らし〜少人数世帯に振り切ったラインナップになっています。
あわせてツインバードは、精米御膳シリーズという精米器も展開しています。精米したての米をそのまま炊けるため、炊飯器と組み合わせればごはんの香りや甘みにこだわる使い方まで広げられます。
ツインバードの炊飯器の機能とテクノロジー
ツインバードの炊飯器は、搭載メニューを絞り込むかわりに、加熱の効かせ方と時間の使い方に独自の工夫を入れているのが特徴です。厚みのある内かま、大火力IH、細かく刻める予約など、毎日の食事に直結する機能が中心です。
ツインバードの炊飯器に搭載されている独自の機能・テクノロジーは以下の5つです。
- 厚熱火円釜
- 高速烈火炊き|大火力IH1000Wで最短19分
- ぴったり予約
- 冷凍ごはんモード
- 糖質カットメニュー
厚熱火円釜
厚熱火円釜は、ツインバードの3合IH炊飯器に採用されている3mm厚の内かまです。底面を丸く仕上げた形状で、かまど炊きに近い熱の回り方を狙っています。
少量炊きは水と米の量が少ないぶん、熱が偏ると芯が残ったりべたついたりしやすくなります。厚熱火円釜を備えたツインバードの炊飯器なら、0.5合のような少量でも炊き上がりのばらつきを抑えられます。
高速烈火炊き|大火力IH1000Wで最短19分
高速烈火炊きは、ツインバードが3合IHモデルに搭載する早炊き機能で、1000Wの大火力IHで一気に加熱して炊き上げる仕組みです。公式表記では白米の早炊きが最短19分で、炊飯量やメニューによって時間は前後します。
帰宅してから炊き始めても、20分ほどで食卓に出せます。待ち時間を嫌ってパックごはんで済ませがちだった共働き世帯や単身世帯でも、炊きたてを前提に献立を組みやすくなります。
ぴったり予約
ぴったり予約は、炊き上がりの時刻を10分単位で指定できるツインバードの予約機能です。最長で23時間50分後まで設定でき、翌日のほぼ同じ時刻までカバーできます。
予約1と予約2の2パターンを登録できるため、平日の朝と休日の昼のように生活のリズムが複数ある家庭でも使い分けられます。炊きたてを食べたい時刻がはっきりしている人におすすめの機能です。
冷凍ごはんモード
冷凍ごはんモードは、炊いたあとに冷凍する前提で炊き方を変えるツインバードの専用メニューです。通常の白米モードとは加熱と蒸らしの配分を変えて炊き上げます。
週末にまとめて炊いて小分け冷凍し、平日は温めるだけで済ませたい人におすすめのメニューです。冷凍ごはんの食感に不満を感じていた人ほど、違いがわかりやすい機能でもあります。
糖質カットメニュー
糖質カットメニューは、専用容器を使ってごはんの糖質を抑えて炊ける、ツインバードのマイコンモデル向けの機能です。公式表記では、100gあたりの糖質を最大約27%カットできるとしています。
ごはんの量を減らすと食事の満足感も下がりますが、糖質カットメニューなら茶碗一杯の量を保ったまま糖質量を調整できます。ごはんが好きで量は減らしたくない人におすすめの機能です。
ツインバードの炊飯器の全種類を比較
ツインバードの炊飯器は現行3モデルで、加熱方式によって性格がはっきり分かれています。3合IHの「RM-D793」と「ERM-DG93S1」は本体仕様が共通で、違いは冷凍ごはん容器が同梱されるかどうかだけです。
一方の「RM-4547」は1.5合までのマイコン式で、0.25合刻みの極少量炊きと糖質カットメニューという別の狙いを持っています。まず比較表で全モデルの違いを俯瞰し、続けて各モデルの詳細を紹介します。
| モデル名 | 加熱方式 | 炊飯容量(白米) | 早炊き時間 | 消費電力 | 特徴的な機能 |
|---|---|---|---|---|---|
| RM-D793 | IH | 0.5〜3合 | 最短19分 | 1020W | 冷凍ごはんモード/ぴったり予約 |
| ERM-DG93S1 | IH | 0.5〜3合 | 最短19分 | 1020W | 冷凍ごはん容器セット付属 |
| RM-4547 | マイコン | 0.25〜1.5合(0.25合刻み) | 最短23分 | 250W | 糖質カットメニュー(最大約27%カット) |
RM-D793

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | RM-D793 |
| 加熱方式 | IH(大火力1000W) |
| 本体サイズ | 約230×280×190mm(ふた閉時) |
| 質量 | 約3.7kg |
| その他機能 | ぴったり予約(10分単位/最長23時間50分後まで) |
「RM-D793」は、ツインバードの炊飯器で事実上のフラグシップにあたる3合IHモデルです。「はやくておいしい3合IH炊飯器」という製品名のとおり、炊飯時間の短さとごはんの質を同時に狙って開発されました。幅230mmのスクエア形状にまとまっているため、調理スペースの限られたキッチンでも置き場所に困りません。
一人暮らしから3人程度の世帯まで、炊飯時間を短くしながら味も落としたくない人におすすめのモデルです。天面に操作部を集約したモノトーンのデザインで、カラーはホワイトとブラックの2色。出しっぱなしにしても生活感が出にくい点は、キッチンに常設する炊飯器として効いてきます。
ERM-DG93S1

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | ERM-DG93S1 |
| 加熱方式 | IH(大火力1000W) |
| 本体サイズ | 約230×280×190mm(ふた閉時) |
| 質量 | 約3.7kg |
| その他機能 | 冷凍ごはん容器セット付属(しゃもじ/計量カップ同梱) |
「ERM-DG93S1」は、「RM-D793」と同等の本体に冷凍ごはん容器を同梱した、ツインバードの公式ストアを中心に流通するセット品番です。炊飯性能そのものは3合IHの仕様を受け継いでおり、単体モデルとの違いは付属品の構成にあります。
同梱される冷凍ごはん容器としゃもじ、計量カップがあるおかげで、炊く、小分けして冷凍する、レンジで戻すという流れを買ったその日から始められます。容器を別に買い足す手間がないぶん、冷凍ごはんの運用を前提に炊飯器を選ぶ人には有力な選択肢です。
週末にまとめ炊きして平日は冷凍ごはんで回す食べ方が定着している人におすすめの1台です。逆に、冷凍せず毎回炊く使い方が中心なら容器の出番は少なく、単体の「RM-D793」で十分に足ります。
RM-4547

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | RM-4547 |
| 加熱方式 | マイコン |
| 本体サイズ | 約170×240×200mm(W×D×H) |
| 質量 | 約1.7kg |
| その他機能 | 保温最大3時間 |
「RM-4547」は、0.25〜1.5合を0.25合刻みで炊き分けられる、極少量炊きに特化したツインバードのマイコン炊飯ジャーです。約170×240×200mmとB5用紙ほどの設置面積で、質量も約1.7kgと軽いため、棚の中や卓上など置き場所を選びません。
毎食ぶんだけ炊きたてを食べたい人や、糖質の量を意識している人におすすめのモデルです。ただしマイコン式のため、火力と炊き上がりの余裕は3合IHに譲ります。まとめ炊きや2人以上ぶんの炊飯が前提なら、「RM-D793」を選ぶほうが満足できます。
ツインバードの炊飯器の比較まとめ
この記事では、ツインバードのブランドとしての成り立ちから、炊飯器に搭載された独自機能、現行の全モデルの違いまでを解説しました。炊飯器のラインナップは3合IHが2モデルと1.5合マイコンが1モデルという構成で、加熱方式によって狙いがはっきり分かれています。
ツインバードの炊飯器は、機能の数を増やすより毎日の食事に効くところへ力を配分した製品です。暮らし方に合う1台を選ぶ参考にしていただければと思います。


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